DeNA中畑清監督(60)が、キヨシ節全開で、同ランニングクラブの瀬古利彦総監督(58)を困らせた。24日、都内の本社で行われた「ニューイヤー駅伝

 2015

 壮行会」に応援団長として出席。「僕は応援団長をするために生まれてきました」とエールを送ったと思いきや、瀬古総監督に「で、1区は誰が走るの」と前日発表にもかかわらず、しつこく質問した。

 想定外の事態に瀬古総監督は「プロ野球でも先発を1週間前には言わないでしょ。中畑監督に言うと世界中に広まるんだから」と必死にごまかすも、中畑監督は「俺は言うよ。(高田)GMに『言うな』って言われるけど言っちゃうもん」と、めげなかった。くり返し聞いてくる中畑監督に瀬古総監督は「できれば長谷川のようなスピードランナーだと思う。長谷川がハマるといい」と候補ランナーを明かしてしまい冷や汗。中畑監督は聞き出したことに満悦だった。

 同ランニングクラブは、昨年の同大会では17位に終わったが、2区のカロキが26人抜きの快走で区間賞に輝いた。ごぼう抜き以上に独走を期待する中畑監督は「みんな目が(輝いていて)良いね」と昨年以上の結果を確信し、納得の表情だった。【細江純平】