ダイハツ工業は13日、景気悪化に伴う自動車販売低迷を受け、モータースポーツ活動から撤退することを明らかにした。ダイハツ車に乗っていれば参加できる「ダイハツチャレンジカップ」を2008年限りで終了するとともに、全日本ラリー選手権、全日本ダートトライアル選手権への参戦も08年度で終える。

 ダイハツチャレンジカップは13年間にわたって全国各地で開催。しかしダイハツは輸出車の不振を受けて08年度に国内生産台数を計4万6000台減産し、本社工場(大阪府池田市)と京都工場(京都府大山崎町)、滋賀工場(滋賀県竜王町)の3工場で非正規労働者を計500~600人削減するなど経営環境が厳しくなっている。

 このためダイハツは、モータースポーツ活動からの撤退に踏み切り、経費削減につなげる。(共同)