オートバイの世界選手権シリーズ最終戦、バレンシア・グランプリ(GP)は8日、スペインのチェステで決勝を行い、250CCクラスで7位に入った青山博一(ホンダ)が初の年間総合優勝を決めた。同クラスでの日本人の総合タイトル獲得は1993年の原田哲也、2001年の加藤大治郎に続き3人目。

 青山博は千葉県出身の28歳。04年から同シリーズの250CCクラスにフル参戦し、これまでは05年と06年の総合4位が最高だった。今季は4勝、2位に3度入るなど、すべてのレースで得点を重ねた。来季からは最高峰のモトGPクラス参戦が決まっている。

 モトGPクラスはホンダのダニ・ペドロサ(スペイン)が今季2勝目、通算8勝目。既に年間総合王者を決めているヤマハのバレンティーノ・ロッシ(イタリア)は2位だった。(共同)