最終日が行われ、男子でショートプログラム(SP)1位で17歳の宇野昌磨(愛知・中京大中京高)が、フリー2位の合計232・54点で初優勝した。

 日本男子の優勝は2002年の高橋大輔、05年の織田信成、06年の小塚崇彦(トヨタ自動車)、10年の羽生結弦(ANA)に続いて5人目となる。

 SP7位の山本草太(邦和スポーツランド)はフリー3位で合計215・45点の3位に入った。佐藤洸彬(岩手大)は176・66点で15位だった。

 宇野の話 4回転(ジャンプ)のミスを引きずらずに演じることができた。得点が出るまでは、はらはらしたけど、最後のジュニアの舞台で結果がついてきて良かった。

 山本の話 SPの反省を生かして、緊張せず思い切りできた。2年間、僕を成長させてくれたこのフリーを今季の最後の演技で成功させられて良かった。

 佐藤の話 ジャンプもステップも落ち着いていた。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も思い切って切れよく跳べて、今季の中で最もいい演技ができたと思う。