男子はW杯代表の桃野慎也(22=アンシンリンク)が、4連覇を達成した。

 予選から圧倒的な存在感で勝ち上がり、4人で争う決勝でもスタートで飛び出すと2位以下を寄せ付けず最後までその順位を守った。「勝つことは最低限。世界で戦っているので日本では負けられない」ときっぱり言い切った。

 目指した14年ソチ五輪代表を逃した。18年平昌五輪の出場を誓い再び歩き出した今季だったが、12月に右の鎖骨を骨折するなど競技になかなか集中できなかった。1月の世界選手権にぶっつけで出場し33位。その後のW杯にも3戦出場したものの、31位が最高と結果が出なかった。「来季は集中して練習して世界で結果を出したい」と前向きに話した。

 2位には同じくW杯代表の渡辺大介(北翔大)が入った。女子は岩垂かれん(日体大)が優勝した。