ロンドン五輪代表の鶴見虹子(22=日体大)が、復活へ好スタートを切った。3年ぶりに個人総合に挑んだ鶴見は、57・150の高得点をマーク。3連覇を狙う笹田夏実(19)に次ぐ2位で26日の決勝に進み「練習してきた自分を信じて演技した。細かなミスはあったけれど、4種目乗り切れて安心した」と話した。

 この大会は14歳の初優勝から6連覇。しかし、一昨年の大会を直前の右足首捻挫で棄権すると、昨年は4月にアキレスけんを断裂して出られなかった。「やめようとも思ったけれど、同期の仲間の励ましに支えられた」と、つらいリハビリを振り返った。床と跳馬の本格練習は2月下旬からで「目標とする演技までは、まだまだ」と言いながらも「もちろん優勝したい」と元女王の意地をみせた。