エース内村航平(26=コナミ)が、8連覇を達成した。

 予選で2位以下を引き離した内村は、決勝ではあえて難度を下げて演技。各種目で安定して得点を伸ばし、182・700で逃げ切った。

 全日本8回目の優勝は「体操の神様」竹本正男、「鬼に金棒、小野に鉄棒」の小野喬の7回を抜いて単独トップ。2・150差の2位に田中佑典(25=コナミ)、3位には加藤凌平(21=順大)が入った。床で16・150の高得点をマークした白井健三(18=日体大)は11位だった。

 女子は寺本明日香(19=中京大)が初優勝。3連覇を目指した笹田夏実(19=日体大)は4位、3年ぶりに出場した元女王の鶴見虹子(22)は5位だった。