14年アジア大会男子シングルス金メダルの世界149位の西岡良仁(19=ヨネックス)が、予選初戦を突破した。同215位のヤン・メルチ(チェコ)に6-4、6-3の1時間27分でストレート勝ちを収めた。西岡は、全仏予選初挑戦で初勝利となった。予選は3回戦を突破すれば本戦進出となる。本戦の組み合わせは22日に決まり、24日に開幕する。
気温は10度前後と低く、ストリングスが硬くなり、お互いに球が飛ばない。そんな中、西岡は第1セットを45分で奪うと、続く第2セットも5-3から相手のサービスゲームを破って締めくくった。「ほかのグランドスラムの予選と違って緊張はしなかった。しっかりやれた」と十分な手応えを口にした。
2月のデルレービーチ国際でベスト8に入ってから不調が続いた。171センチと小柄な西岡でも、球が芯を食えば力を入れなくても飛ぶように、今年からラケットのバランスはやや先を重くしていた。だが「持ち味の粘りなどがうまくいかなかった」と言う。
4月中旬に以前のバランスに戻した。すると2週前のドイツのツアー下部大会で結果が出た。自分より世界ランクが上の選手を2人破っての4強入り。「ようやく当たりが戻ってきた。いい流れできている」。全仏入りしても「ドイツで勝てた自信が、そのまま続いている」と頼もしい。【吉松忠弘】


