柔道男子60キロ級で五輪3連覇の実績を持つ野村忠宏(ミキハウス)は22日、7段に昇段したことを自身のホームページで明らかにした。講道館から4月30日付で認められた。40歳での7段昇段は異例の若さで「柔道家として今後とも精進します」とコメントした。

 講道館によると7段は33歳以上に限られ、今年上がった271人は平均62歳で野村が最年少という。膝や肩を痛めて実戦から2年近く離れているものの、現役選手としても極めてまれ。

 五輪金メダリストでは今回、環太平洋大の古賀稔彦総監督が47歳で8段、旭化成の中村兼三監督が41歳で7段となった。形の試験や選手、指導者としての実績などで評定された。