日本ラグビー協会は25日、都内で会見を開き、日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、55)が、9月18日開幕のW杯イングランド大会後に退任すると発表した。

 ジョーンズHCの退任発表を伝え聞いたトップリーグ・ヤマハ発動機の清宮克幸監督(48)は、静岡・磐田市内での練習後に取材に応じ「このタイミングでの発表は不思議。W杯直前にやるようなネタではない。目前にW杯がある中で、次の仕事のことを考えるなんてひどい。ばかにしている」と怒りをあらわにした。

 「何のために会見をやったの? 本人はいたの?」と言い「本人がいないなんて(会見の)意図が分からない」とやるせない表情。選手に向けて「一致団結してやるしかないでしょう。日の丸を背負ってやるのだし、そうなっていくもの」と励ますように口にした。

 3月には都内の日本記者クラブでの会見で、次期日本代表監督に名乗りを上げた。今後について「先のことについてはわからない」としつつ、「これまでもスタンスは明らかにしてきた。その部分は変わらない」とあらためて意欲を示した。