前半終了間際、大舞台に強いWTB山田章仁が輝きを放った。

 右サイドでパスを受けると、相手のタックルを冷静に体を回転させて外した。これで前にぽっかりとスペースが空いた。最後は派手に宙を飛んでトライを決めた。

 今年挑戦した世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」で出場は果たせなかったが「実力では劣っていない」と雪辱を期していた。負傷から復帰したばかりの大一番で、トライゲッターとして起用された期待に応えた。しかし後半途中に相手選手と接触して倒れ、退いた。