フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯の前日会見が26日、長野市内のホテルで行われた。羽生結弦(20=ANA)は「一生懸命、練習してきたので、一生懸命、演技したいと思います」と抱負を述べた。

 会見前に、長野ビッグハットで行った練習では4回転を2本組み込んだ新しいショートプログラム(SP)を披露した。4回転サルコー、4回転トーループ+3回転トーループのコンビネーション、基礎点が1・1倍となる演技後半のトリプルアクセル(3回転半)を組み込んで成功。2位に終わったGP第2戦のスケートカナダからわずか1カ月で、新しいプログラムを形にしてきた。

 羽生は会見で理由を質問されて「カナダでSPとフリーを実際に試合でやってみて、まだ挑戦できるなと思った」と説明していた。