3年ぶり7度目優勝を目指す、元世界女王の浅田真央(25=中京大)が出場。浅田は今回のSPではNHK杯、GPファイナルと苦しんだジャンプの難度を下げ臨んだが、思うようにスコアを伸ばせなかった。
宮原知子(17=関大高)が1位、2位には本郷理華(19=邦和スポーツランド)、3位には樋口新葉(14=開智日本橋学園中)が入った。フリーは27日に行われる。フリーの滑走順は浅田は23番、宮原は19番となった。本郷は22番、樋口は20番、村上佳菜子(21=中京大)は最終24番で滑る。
順位 | 選手 | 得点 |
---|---|---|
1 | 宮原知子 | 73・24 |
2 | 本郷理華 | 68・39 |
3 | 樋口新葉 | 67・48 |
4 | 村上佳菜子 | 66・02 |
5 | 浅田真央 | 62・03 |
- 女子SPで華麗な演技を見せる浅田(撮影・井上学)
- 女子SPで冒頭のトリプルアクセルでバランスを崩す浅田(撮影・井上学)
- 女子SPで華麗な演技を見せる浅田(撮影・井上学)
- 女子SPを終え顔を覆う浅田(撮影・井上学)
- 女子SPを終え厳しい表情の浅田(撮影・井上学)
- 女子SPを終え下を向く浅田(撮影・井上学)
浅田の話 うまくいかない試合が続き、いいイメージが持てていない。気持ちが下降気味。自分でも解決方法を見つけていないから、こういう形になっている。
- 女子SPでジャンプで転倒する本田(撮影・井上学)
- 女子SPを終え笑顔の本田(撮影・井上学)
本田の話 ジャンプでミスはあったけど、すごく楽しかった。(アイス)ショーみたいな感じで、(会場の)上の方のお客さんまで表情が見えるように滑った。
- 女子SPで華麗に舞う本郷(撮影・井上学)
本郷の話 最初のジャンプまでにつまずいて焦ったが、落ち着いて切り替えることができた。練習してきたことを出せたのでほっとした。フリーでも出し切れるようにしたい。
- 女子SPで華麗に舞う村上(撮影・井上学)
村上の話(苦手の)ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を跳べたことが、すごくうれしかった。フリーも笑顔で終わりたい。
- 女子SPで華麗な演技を見せる樋口(撮影・井上学)
樋口の話 いつも通りの演技ができた。少しのミスで終わることができて良かった。フリーは今までしっかり練習してきたことを発揮できたらいい。
- 女子SPで華麗な演技を見せる宮原(撮影・井上学)
宮原の話 最初の連続3回転が思った以上にうまく跳べて、気持ち良く滑れた。70点台を目標にしていたので達成できてちょっとほっとしている。フリーではもっと会場を盛り上げたい。
◆世界選手権代表選考 日本の出場枠は男子が2、女子は3で、全日本選手権の優勝者は自動的に代表決定。男子の2人目は全日本の2、3位、GPファイナル出場者(羽生、宇野、村上)などから選ぶ。女子の2人目は全日本の2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人(宮原、浅田)から選び、3人目は全日本の4~6位なども含めた中から総合的に判断する。ペアとアイスダンスは国際的な競争力を考慮して各1組を決定する。