予選から5試合連続セットを落とさず勝ち上がってきた世界127位の大坂なおみ(18)の快進撃が止まった。

 過去全豪2度の優勝で、元世界1位のアザレンカ(ベラルーシ)に1-6、1-6の56分で完敗した。

 大坂は、最初のアザレンカのサービスゲームを、1ポイントも与えずに破り、センターコートの観客を驚かせた。しかし、徐々に、相手の攻撃的なストロークに押され、8ゲームを連取された。予選から5試合を戦ってきた疲れもあってか、動きも鈍く、最後は元女王の前に敗れた。

 しかし、多くの関係者が、その才能を認めるところ。4大大会初出場で3回戦進出。初のセンターコートを経験するなど、十分な世界デビューとなった。コートを去る際には、温かい拍手が送られた。

 大坂の主な一問一答は次の通り。

 -センターはどうだった

 大坂 エキサイトしたわ。でも、少し緊張した。

 -どうやって対処したか

 大坂 もうちょっと楽しめば良かった。

 -コンディションは

 大坂 2週間戦ってきたので、ちょっと疲れていたけど、みんな同じだし。

 -プレーはどうだった

 大坂 ちょっと守備的だったかもしれない。スコアはひどすぎたわね(笑)。

 -今大会で最も印象に残ったのは

 大坂 この試合よ。こういう形で負けて良かった。ここから学ぶことが多い。

 -サーブの速度が上がらなかった

 大坂 腹筋を引っ張っちゃって。ちょっと痛くて打てなかったの。

 -東京五輪について

 大坂 もちろん出たいわ。

 - 将来の目標は。

 大坂 世界一になって、たくさんの4大大会に優勝して、フェド杯と五輪の代表になることよ。