日本チームのサンウルブズは接戦に敗れ、初勝利を逃した。これで開幕から5連敗となった。フッカー堀江翔太主将(30=パナソニック)は「なかなか勝てないですね…。試合は続くので、また次に向けて頑張りたい」と悔しそうに話した。

 試合後、選手たちは肩を落としてグラウンドから引き揚げた。互いに4連敗で迎えた一戦。ホームで必勝を期すキングズにスクラムで苦戦した。開始1分の1本目のスクラムは互角だったが、その後、2度押し込まれて反則をとられ、トライとペナルティーゴールにつなげられた。

 対する日本も3-15の23分に連続攻撃から堀江が中央へトライを奪うなど反撃し、20-23と競って前半を終えた。

 後半に入るとサンウルブズが攻勢を強めたが、ゴール目前で相手の驚異の粘りにあった。31分には合わせて10回以上の連続攻撃を浴びせたが、出足鋭いタックルにあと1歩でボールを失った。23-26の38分、再びスクラムで押されてトライを奪われ、万事休す。終了間際にWTB山田章仁(30=パナソニック)がトライを決めて追いすがったが、逆転には及ばなかった。

 次節は強豪ストーマーズと対戦する。