世界66位の大坂なおみ(18)が、惜しくも準優勝に終わった。

 日本勢として95年伊達公子以来、21年ぶりの優勝を狙ったが、元女王で同28位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に5-7、3-6のストレートで敗れた。

 大坂は、第1セット3オールから相手のサービスゲームを破り、4-3とリード。そこで、相手が左太ももの治療で時間を使った。「あまり相手が治療を受けるとか、慣れていなかった」。リズムが狂い、自分のサービスゲームを落とし追いつかれた。5オールから7ゲームを連取され、力尽きた。連戦で右肩にも違和感があり、最後はなかなか持ち味のパワーサーブを打てなかった。

 それでも上位選手を撃破してツアー自身初の決勝進出に「負けたけどハッピー。見に来てくれて、ありがとうね」と笑顔。最後は「来年、またね」で手を振って会場を後にした。

 この準優勝で、26日発表の最新世界ランキングで自己最高のトップ50が決定。次戦は、10月1日開幕の中国オープンに予選から出場予定だ。