ノルディックスキー・ジャンプ女子のエース高梨沙羅(クラレ)が22日、都内で行われた体育指導のスタートライン主催の「春のスポーツフェスタ2017」に参加した。小学生らに体幹トレーニング方法、ラダー練習などを伝えたほか、玉入れやボールを使ったゲームなどを行った。高梨“先生”は「楽しんでできました。たくさん元気をもらったし、子どもたちと触れ合うことで競技に純粋に取り組むことを思い出した」と充実した表情で話した。

 3月下旬から米国ですでに始動した。日本に帰国後は、大学に通いながらトレーニングに励んでいる。ジャンプ練習は5月中旬から行う予定だ。「シーズンに向けて今は体を作っている」と話す。

 先日、現役を引退したフィギュアの浅田真央について言及し、あらためて「寂しい」と話した。それでも「スケートを辞めるわけではないと思うので、どこかでアイスショーを見に行きたい」とこれからも憧れの存在の背中を見続けていく。