北京五輪陸上男子400メートルリレー銅メダルの高平慎士(24)と塚原直貴(23=ともに富士通)が7日、千葉・幕張メッセで行われた富士通の入社式にゲスト参加した。2人はグループ72社2352人もの新入社員を前にあいさつすると、盛大な拍手を送られた。その後の会見で高平は1月16日から約1カ月の米国合宿で、陸上短距離で五輪通算9冠のカール・ルイスと対面したことを告白。「到着した日に会って『おめでとう』と言ってくれた。競技からは遠ざかっているはずなんだけど、オーラがすごかった。メダルを1個取っただけでは、まだまだだなと思った。世界の頂は遠いんだなと、楽な気持ちになれた」と振り返った。

 また塚原は「10秒を切りたい。9秒台は通過点」と、100メートルで伊東浩司さんが持つ10秒00の日本記録更新を誓った。