<フィギュアスケート:世界選手権>◇3日目◇25日◇イタリア・トリノ

 男子フリーを行い、バンクーバー冬季五輪銅メダリストの高橋大輔(24=関大大学院)が168・40点をマーク。今季世界最高となる合計257・70点で日本男子史上初の優勝を果たした。ショートプログラム(SP)1位の高橋は、決めれば史上初の4回転フリップこそ認定されなかったが、持ち前の表現力で圧勝した。SP4位だった五輪8位の小塚崇彦(21=トヨタ自動車)はフリーで崩れ10位に終わった。

 アイスダンス規定で23位と出遅れたバンクーバー冬季五輪日本代表のキャシー・リード、クリス・リード組(木下工務店ク東京)はオリジナルダンス(OD)で50・41点を出し、合計75・19点で16位に上がった。

 五輪銀の浅田真央(19=中京大)と同優勝の金妍児(19=韓国)の再戦で注目される女子は、26日にSPを実施する。