21日に開幕するテニスの4大大会、ウィンブルドンで19日(日本時間20日)、錦織圭(20=ソニー)が会見を開き、W杯サッカー日本代表とともに必勝を誓った。錦織は、この日、元世界トップ10のブレーク(米国)と、会場で約1時間、練習。跳びはねてフォアを打つ必殺技「エア・ケイ」も飛び出すなど、初戦のナダル戦に向け、軽快な動きを見せた。いきなり世界王者との対戦だが「1回戦だから相手もやりにくいと思う。攻撃的に行きたい。チャンスはある」と自信を見せた。

 練習の前に、W杯サッカー日本代表の試合を見て気合を入れた。子どものころにサッカーをしていただけに「サッカーはテニスの次に1番近い存在」と入れ込んでいる。この日も、オランダ戦を観戦するために、練習を遅らせたほど。オランダのゴールには「ちょっとショックだった」。しかし「次(デンマーク戦)は絶対に勝ってほしい」とエールを送った。ちなみに優勝は「ブラジルかスペイン」と予想した。