アジア・オリンピック評議会(OCA)は12日、韓国の仁川で2014年仁川アジア大会の調整委員会を開き、実施競技から除外対象となった女子のソフトボールについて、男子の野球と合わせた1競技として加えることを提案した。しかし大会組織委員会は態度を保留し、結論は出なかった。

 日本などが求めるソフトボールの実施は、1月のOCA理事会で継続審議となっていた。調整委員長を務める日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は「(野球とソフトで)施設を共有し、コストもかからない。前向きに検討してもらえると思う」と話した。組織委の金中宰国際事務次長は「3週間以内に回答したい」と述べた。

 組織委が準備報告でソフトテニスを除外していたことに対し、竹田会長は「テニスの1種目として入れるよう指示した」と明らかにした。