福岡第一高は5日、都内で記者会見し、全国高等学校体育連盟(全国高体連)が全国高校総体のバスケットボール男子で同高の当時のセネガル人留学生に年齢詐称があったとして、04年の優勝などを取り消すと発表したことを受け、不当な処分のため取り消しを求めることを明らかにした。対応次第では訴訟もあり得るという。福岡第一高はセネガル政府に留学生の身元の再調査を依頼し、2月の文書を基にして年齢詐称に当たらないと主張した。全国高体連は08年10月の同政府の文書で虚偽の生年月日によるパスポートが作られたと判断して処分を決めた。現在も留学生と連絡するという同高バスケットボール部の井手口孝監督は「本人は年齢詐称の事実はまったくないと主張している。当時と同じ生年月日のパスポートを使って、外国に渡ってプレーしたりしている」と話した。