<カーリング:日本選手権・中部電力8―6LS北見>◇最終日◇14日◇青森市スポーツ会館◇女子決勝チーム

 

 1234567890

 計LS北見

 0120011100

 6中部電力

 2002100003

 8

 準決勝でチーム青森(予選リーグ2位)を下したロコ・ソラーレ(LS)北見(同3位)が、決勝で中部電力(同1位)と対戦。中部電力が最終第10エンドに3点を挙げ、逆転でV2を達成した。

 先攻のLS北見は、リード馬渕恵、セカンド鈴木夕湖、サード吉田夕梨花、スキップ本橋麻里。後攻の中部電力は、リード佐藤美幸、セカンド清水絵美、サード市川美余、スキップ藤沢五月。【第10エンド】

 セカンド清水の2投目の前に、中部電力がタイム。1分間、コーチと作戦を練る。後半に入り好ショットを決めていた北見の本橋が、1投目を痛恨ミス。中部電力のストーンをテークできず、自らのストーンもハウス内側に置けず。藤沢が1投目をハウス中央に置き、NO1~3まで中部電力に。本橋がラストショットで中部電力のNO1をテークアウトするも、最後は藤沢が北見のストーンをテークし、3得点で逆転。中部電力が連覇を達成した。【第9エンド】

 互いにテークアウトの応酬。中部電力は最終第10エンドで後攻を取るために、意図的に得点を狙わず0―0。ブランクエンドに。【第8エンド】

 中部電力の藤沢の1投目を3人がスイーピング、NO1に。しかし、北見の本橋が好ショットでさらに内側につけNO1に。藤沢はラストショットを失敗。北見に連続でスチールを許し、逆転される。【第7エンド】

 北見のサード吉田が2投目をナイスショット。中部電力のストーンにピタリとくっつけるフリーズを決め、NO1の位置に。中部電力の藤沢が1投目でストーンを離そうと試みるが、失敗。本橋の好投でNO1、2とも北見に。中部電力の藤沢も粘りを見せ、最後の1投をNO2に。北見にスチールを許すも最少の1点にとどめた。【第6エンド】

 前半は、氷のコンディションをなかなか読み切れなかった両チームだが、後半に入り好ショットの応酬。特に、序盤不調だった中部電力サード市川が2投とも好投。しかし、中部電力はスキップ藤沢が最後をミスショット。北見は2点を取るチャンスだったが、本橋も最後をミス。NO2にストーンを置けず1点にとどまり、追いつけず。【第5エンド】

 後攻の北見が確実に1点かと思われたが、本橋のラストショットが微妙な位置に。メジャーで計測した結果、中部電力のストーンが内側に。中部電力が1点スチールする形になった。【第4エンド】

 本橋が2投ともミスショット気味。2投目で中部電力のストーンをはじくも、相手の石がNO1に。中部電力の藤沢が最後の1投を中央に置き、2点を取る。【第3エンド】

 本橋が完璧な2投目。NO1~3まですべて北見のストーンに。中部電力の藤沢がNO1を狙うが、失敗。先攻の北見が2点をスチールし逆転。【第2エンド】

 攻撃的な中部電力だが、途中からディフェンス重視に切り替え。第3エンドで後攻に回るため、あえて北見に1点を取らせる作戦に出た。【第1エンド】

 後攻の中部電力が、ラストショットで北見のストーンをはじき出し、まずは2点リード。