2020年夏季五輪の東京招致へ向け、日本オリンピック委員会(JOC)が五輪の28競技団体と28日に東京都庁で開いた初の合同会議で、森喜朗元首相が「そんなに動いていない印象。盛り上がったものが欠けている」と危機感を示した。

 東京招致委員会で副会長を務める森氏は、出席した約100人を前に「みんなでやって初めて五輪の空気が高まる。メンツを持って頑張ってほしい」とハッパを掛けた。人気グループ「EXILE」に協力を求めていることも明らかにした。

 投票する国際オリンピック委員会(IOC)委員には国際競技連盟(IF)幹部も多く、招致委は各競技団体にIFへの働き掛けや情報の共有を要請。主要大会で招致PRをするなど、今後も開かれる合同会議で連携を図っていく。