日本オリンピック委員会(JOC)は21日の総務委員会総会で2012年度の予算案を承認し、今夏のロンドン五輪の報奨金は金メダル15個を想定して計上した。金メダルの報奨金は300万円。表彰事業費の約1億4210万円に含まれた。

 選手強化本部は現状では10~12個と分析しており、目標数を優先させた格好。JOCは金メダル数で世界5位を目標に掲げ、15個を達成の目安にしている。

 11年度の補正予算も承認され、公益財団法人への移行に伴う税制優遇などを要因に単年度で約3億6230万円の黒字見通しとなった。黒字決算となれば5年ぶり。