日本レスリング協会は17日、全日本選抜が行われている東京・代々木第2体育館でロンドン五輪用のユニホームを発表した。アシックス社と1年半をかけて製作した試合用ウエアとシューズで、デザインコンセプトは「虎」。04年アテネ大会は「仁王像」08年北京大会は「昇り龍」だったが、今回は胸に口を開けた虎の顔がプリントされ、ウエア全体とシューズが虎柄に包まれている。もちろん、機能的にも過去最高レベル。選手の意見を多く取り入れた結果、フィット感がありながら動きやすいウエアが完成した。同協会の高田専務理事は「強く、速く、美しいウエアができた。これを着て、ロンドンで金メダルをたくさんとってほしい」と話していた。女子55キロ級の吉田沙保里は、男子フリースタイル60キロ級の湯元健一(以上ALSOK)とともに披露し「格好いい。相手が虎に目を奪われている間にタックルに入りたい」。