<女子テニス:東レ・パンパシフィック・オープン>◇第3日◇24日◇東京有明テニスの森公園◇シングルス2、3回戦ほか

 42歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)が観客に激高し切れた。

 11年全米優勝で同17位のストーサー(29)相手に、第2セットのタイブレーク最初のポイントでダブルフォールト。その瞬間、クルム伊達の甲高い声が、会場中に響き渡った。「ため息ばっかり!!」。今大会前に、日本の観客が、ミスをするとため息をつくのがやる気を失うと、ブログに書いたばっかり。しかし、年齢層の高い女性ファンが多いため、この日も、ため息が連発され、クルム伊達の我慢の限界を超えた。

 最後は集中力をなくし、3-6、6-7のストレートで敗れた。