田臥勇太以来、日本人2人目のNBA入りを目指す日本代表候補の富樫勇樹(20)が20日、成田空港着の航空機で米国から一時帰国した。

 現地ではマーベリックスの一員としてネバダ州ラスベガスでのサマーリーグに出場。16日のホーネッツ戦では約11分間プレーし、2本の3点シュートを含む12得点と活躍した。

 167センチと小柄ながら、スピードで2メートルを超える選手を翻弄(ほんろう)する場面もあった。マーベリックスのコーチからは「プレーできることは分かった。自信を持っていけ」と合格点をもらった。

 富樫は「力を出すことはできた。持ち味のスピードは通用した」と手ごたえの帰国となった。今後は日本代表に合流。初の代表で技術を磨きながら、NBA入りの最終段階となる10月からのNBAのチームキャンプに備える。