<テニス:楽天ジャパン・オープン>◇5日◇東京・有明コロシアム◇シングルス決勝

 世界ランキング7位の錦織圭(24=日清食品)が同8位ミロシュ・ラオニッチ(23=カナダ)を7-6、4-6、6-4で下し、2年ぶり2度目の優勝を飾った。先週のマレーシア・オープンに続く、自身初の2週連続優勝となった。

 試合後に涙をみせた錦織は「信じられない。日本のみなさんの後押しがあって、限界を乗り越えて戦えた」と喜んだ。相手のラオニッチは時速230キロ近いサーブを打ち込んでくるビッグサーバー。勝負を決めた最後のゲームまで相手のサービスゲームをブレークできなかったが「4-3ぐらいから頭がどっかいっちゃってて何考えているか分からないくらいだった。ボールに食らいつくことだけ考えてやっていた」と苦しい内容を振り返った。

 これで世界ランキングは自己最高を更新する6位となる。いよいよ11月のツアー最終戦出場が現実となってきた。