10月の体操世界選手権(中国・南寧)で男子個人総合5連覇を果たした内村航平(25=コナミ)の快挙達成を祝う祝勝会と「『体操ニッポン』を激励する会」が21日、東京・港区の明治記念館で開かれた。

 5連覇の快挙に加え、世界選手権での獲得メダル数も日本選手単独トップの16個とした内村。もっとも、団体総合では中国に、わずかの差で敗れ銀メダルにとどまったとあり、壇上では「団体で金メダルを取って(個人でなく)そっちの方のお祝いにしたかった」とキャプテンらしく、あいさつした。

 鉄棒のみにエントリーしている、12月13日開幕の豊田国際が今年最後の大会出場になる。ハードスケジュールの今年を振り返り「かなりハードでも自分の演技が出来た。どんなにきつい場面でも、自分の演技が出来る自信がついた」とし、来年以降に向けて「来年も間違いなく金メダルを取れる確信はある。あとは慢心せずに」と引き締めていた。