日本陸連が25日、都内で横浜国際女子マラソン(11月15日)のコースを発表した。昨年11月で終了した東京国際女子マラソンの後継大会で、国内最速といえるコース設定になった。

 山下公園を発着、高低差は約13メートルで、一部を除けば5メートル以内で推移する。東京の30・6メートルから大幅に減り、大阪(19・3メートル)、名古屋(14メートル)よりも平たんになった。また、13・2キロを3周するという、日本陸連主催大会では初の周回コースになり、選手は戦略が立てやすい利点がある。神奈川陸協によると、11月なら風の影響も少ない。

 唯一の懸念は、山下公園沿いのイチョウ並木から落ちる銀杏(ぎんなん)による異臭だが、関係者が清掃して解消する予定。日本陸連の沢木専務理事は「どのくらいのタイムを出してもらえるか。男性に走ってもらったところ、極めていい評価をもらった」と話していた。