全国高校ラグビー3日目の30日、仙台育英と青森北のBシード2校が、満を持して初戦(2回戦)に挑む。花園での年越しを狙う両チームは29日、最終調整で臨戦態勢を整えた。秋田中央との、みちのくダービーに臨む仙台育英は、自主制作したDVD「屈辱からの1年」を全員で観賞。青森北は、日本高校代表のNO8鶴谷昌隆(3年)を中心に士気を高めた。]

 あの屈辱の初戦敗退から1年。雪辱の舞台に臨む仙台育英は29日午前、大阪府大東市の大産大グラウンドで入念な調整を行った。実戦練習を中心に、各セットプレーをチェック。丹野博太監督(43)は「やり残したことはない。最高の舞台で自分たちがこの1年やってきたことを出せればいい」と気負いなく話した。

 昨年は長崎北陽台に5-38で完敗。丹野監督は「あんな負け方をしたことはない。私自身ちょっと、てんぐになっていた。初心に戻れた」と話す。さらに「敗戦から立ち上がらなければ何も見えない」と同戦のビデオをまとめたDVDを制作。大阪入り後は移動バス内でも流し続けてきた。

 初戦の相手は秋田中央。滞在中の宿舎も同じで秋田工OBの丹野監督は「ちょと複雑な気持ちだが、やりにくいことはない」と“同郷対決”に自信を見せた。また、花園みちのく勢対決は通算3度目。過去2回はいずれも勝ち上がり、00年は4強、03年は8強入りと験がいい。丹野監督は「初戦は一番、難しい試合。心配は第1グラウンドでの立ち上がりだが、子供たちが1戦1戦力を出し切り楽しめればいい」と期待した。【佐々木雄高】