珍名力士として注目される西三段目3枚目の右肩上り(21=大嶽)の改名デビュー戦は黒星に終わった。東同3枚目の琴勇輝との激しい突っ張り合いの末、最後は押し出された。土俵上でしこ名を呼ばれた感想を「今日、初めてだったんで」と困惑気味に話した。

 呼び出しの声に、三段目の取組とは縁遠い大きな拍手とどよめきが起こった。想像以上の声援に「緊張しましたね。カメラ(のフラッシュ)に緊張しました」と照れ笑い。支度部屋に戻ってからも報道陣ら約30人が取り囲むなど、横綱顔負けの待遇。これにも「予想していなかったです…ハハッ」と笑うしかなかった。

 しこ名とは逆のスタートとなったが、得意の突き押しが出たことに「内容は悪くないです」。名付け親でもある師匠の大嶽親方(元関脇貴闘力)も「いい相撲だった。弱いんだから、すぐにストップ高とは行かないよ。一進一退で右肩上がりになればいい」と話し、目を細めていた。