求む、広報部長補佐-。角界の改革を担うガバナンス(組織統治)の整備に関する独立委員会が16日、東京・両国国技館で開かれ、広報部長補佐を公募することを日本相撲協会に提案することを決めた。

 広報部門強化のワーキンググループの一員、ワタミ会長の渡辺委員は、こう説明した。「内部の親方も関取も情報がない。内部の広報が著しく欠けている。外部については、社会の誤解が多い。広報が下手な結果、相撲協会が誤解されている。しっかりとした広報を置かないといけない。公募にしようと、提案させていただいた」。

 第1の条件は、相撲が好きであること。年収は1000万円が保証される。早ければ20日の理事会で承認され、23日の独立委で詳細が煮詰められる。最終的には、相撲協会と独立委が書類選考、論文、面接などを行い、適任者を選び出すことになる。

 現在、広報部長は陸奥親方(元大関霧島)が務めている。主な仕事は、同部長を補佐する一方、広報部門の「司令塔」となる。肩書は「広報室長」になる見通し。陸奥親方は「相撲をすごく愛されている方だったら、間違いないと思います」と、期待した。

 相撲界改革の中核を担うだけに当然、高い能力が求められる。渡辺委員は「一流企業を辞めてくる人が望ましい。65歳の定年?

 それについては話していない。ただ、相撲が好きで、能力がある人というと定年後の人かもね、という話はしていた」と説明した。

 木暮委員からの推薦者も候補になるが、あくまで公募として同列に選考される。広く募ることで、相撲協会は決して閉鎖的でないことのアピールにもなる。出席した放駒新理事長(元大関魁傑)は「いろんな意見をいただいた。理事会に持って行って、検討して、前向きに考えていきたい」と好感触を口にした。【佐々木一郎】