8月24、25日に開催される大相撲インドネシア・ジャカルタ巡業(会場イストラ・スナヤン)が、世界に放送される。NHK(日本放送協会)が、海外放送NHKワールドの番組「NEWSLINE」で英語中継を計画していることが23日、分かった。日本相撲協会は海外で過去13回の公演、15回の巡業を行ってきたが初の試みとなる。
生中継か録画放送かは現在調整中だ。年6場所の本場所はすでに世界約130の国と地域で放送されている。今回の巡業は本場所と違い、取組だけでなく相撲甚句や髪結い、ユーモアを交えて禁じ手を紹介する「初っ切り」などもあり、普段とは違った伝統文化の側面を伝えることができる。
モンゴルや米国など相撲は海外でも人気番組の1つだ。だが、まだまだ認知度の低い国もある。ジャカルタ巡業担当で22日まで現地を訪問してきた尾上親方(元小結浜ノ嶋)も「正式決定ではないですが、日本と同じような形で行うつもり。NHKさんが放送してもらえるなら、こんなにうれしいことはない。世界の皆さんに初っ切りなども見てもらえれば面白いですね。ジャカルタも盛り上がっていました」と喜んでいる。同行した把瑠都も関取衆との取組披露や、髪結いなどでPR。「欧州からきて米食に対応できたか?」「体形に合う服はあるのか?」など現地の報道陣からの質問攻めに丁寧に対応。先陣をきって使者となった。
海外巡業は08年のモンゴル以来、5年ぶり。東南アジアでは初めてとなる。NHK担当者も「アジアを代表して伝えます。裸にまわし1つで、ちょんまげ姿。貴重な文化として外国人にも魅力があるようです」。ジャカルタ巡業は世界各国の視聴者にとって初体験の相撲放送となること間違いなしだ。
◆NHKワールド
テレビ、ラジオ、インターネットで、世界に配信する海外向けサービスで、日本でも視聴可能。ニュース、ドキュメンタリーなど日本だけでなくアジアを中心とした番組を放送。番組数は20を超える。35年6月に米国・北西部、ハワイ向けに放送開始。ラジオでは英語を含む18カ国語に対応。東京・両国国技館からの大相撲放送もある。

