阪神が対巨人の直接対決を8勝8敗1分けのタイに持ち込んだ。これが今シーズン2度目のカード勝ち越しになった。
中西 阪神は1回、6回とツーアウト後も得点に成功した。凡打後でプレッシャーはかかるはずだが、チームが沈んだ時期はできなかった、つないで、つないでといった攻撃ができるようになった。巨人グリフィンの“独り相撲”に乗じた1回になったが、残り試合が少なくなってきただけに、岡田監督も前半戦はあまりなかった堅実に1点をとりにいくといった作戦に変わってきたようだ。
先発及川は5回2失点で降板し、6回は2番手・岡留が1点差に迫られた。その裏に4点を奪ったが、続く7回は漆原が1点をかえされると、4番岡本和に石井をリリーフにつぎ込んで防戦。8回も桐敷を投入、9回を締めくくったのはゲラだった。
中西 阪神は打線が活発になってきた。特にクリーンアップに当たりが出てきたのは心強い。しかし6回以降のリリーフ陣の失点が目立った。岡田監督でリーグ優勝した05年は「JFK」が抑えトリオで、投手コーチのわたしは、桟原、橋本、江草らに「JFKを守るのはお前らリリーフ陣だからイニングを稼いでくれ」とハッパをかけた。結局は石井、桐敷を起用せざるを得なかった。リリーフがそれぞれ役目を果たさないと、後々バテてくる。
阪神は後半戦の5試合で、4試合までが2ケタ安打で打線が上向いてきた。
中西 外国人が加入したとはいえ、巨人は怖くない。首位と3ゲーム差以内なら、「9月勝負」という岡田監督の思惑通りだろう。
【取材・構成=寺尾博和】




