スタートはやっぱり難しい。阪神が開幕から3連敗を喫した。まだ1勝もしていないという事実はやっぱり気分を暗くしてしまう。開幕3連敗といえば、コロナウイルスの影響で6月19日開幕となった20年もそうだった。2年前は開幕3連敗どころか、その後、1勝を挟んでまた3連敗。そして、さらに1勝を挟んで4連敗…。開幕からビジター15試合(1試合が雨天中止)という変則日程も影響しただろうが、試練のスタートだった。
そんなモヤモヤを晴らしてくれたのが、大山だった。開幕戦は三塁はマルテが守り、4番にはボーアで大山は「補欠」だった。だが、その後、調子をあげてスタメンに加わると、7月には月間8本塁打をマーク。7月に14勝8敗2分とV字を描いたチームの立役者になった。その後も活躍を続けて120試合へと短縮されたシーズンで28本塁打を記録した。
今季の大山は7番で開幕を迎えた。キャンプからオープン戦と続いた佐藤輝との「4番争い」の結果だ。チームの勝利を最優先に考える大山にとって打順の話題は二の次かもしれないが、ファンにとってはクリーンアップを打つ姿を見たいのではないだろうか。チームが苦しいときだからこそ、逆境に強い男に期待してしまう。【桝井聡】




