中日勝野昌慶投手(24)が28日に出場選手登録を抹消された。27日の阪神4回戦(甲子園)に先発。5回途中に左脇腹を痛め緊急降板し、今季初黒星を喫した。

開幕から好投を続けながら白星に恵まれなかった。「そういう星の下に生まれたと思う(笑い)」。自虐の言葉を口にしていたが、現実になった格好だ。

3点を失ったこの日のマウンドだったが、内容は上々だった。味方の失策が絡んで2点を失ったが、耐えた。最速147キロの直球にフォーク、スライダー、カーブとも変化球がさえた。佐藤輝は2打席凡退。6人左打者を並べた阪神打線にストライク先行の強気の投球を続け、1歩も引かなかった。

甲子園の登板イメージは悪かった。昨年までは3戦3敗。「ストライクが入らない。阪神は強くなるイメージがある。甲子園の阪神は強くね? って感じになる。それをねじ伏せたい」。敗れたが、有言実行の投球を見せた。立浪監督も「立ち上がりから良かった。(守備に)足を引っ張られた中で1点に抑えていた。全然悪くなかった」と、リタイアする右腕に満点に近い言葉を送った。

開幕してまだ1カ月。中日は甲子園での阪神戦は8試合残している。「今年は(甲子園登板の)イメージを変えようと思ってる」。故障から復帰し、4年目右腕が甲子園で再び躍動する日が楽しみになった。【伊東大介】