八戸工大一が八戸を8-1(7回コールド)で下しベスト8進出を決めた。最速152キロ右腕の古屋敷匠真(3年)が今大会初登場。5回に151キロの直球で三振を奪うなど、不安定な序盤の投球を払拭(ふっしょく)、最後は自ら本塁打を放ち試合を決めた。

 古屋敷が、自らのバットで最後を締めた。6-1で迎えた7回裏2死一塁。「ストレートを狙っていた。ここで点を取ったら終わりにできる。本塁打で決めてやろうと思い打席に入った」。狙っていた直球が2球目にインコースに入るとフルスイング。ボールが左翼席に突き刺さるのを確認すると、右手を突き上げ苦笑いを浮かべてベースを一周した。生還すると、喜ぶまもなくベンチを飛び出したナインと整列した。