青森山田が、八戸学院光星を5-3で下し、09年以来8年ぶり11度目の夏の甲子園出場を決めた。準決勝では東北NO・1右腕の古屋敷匠真(3年)から3点本塁打を放って打ち崩した3番赤平竜太内野手(2年)が、この試合4打点と大爆発。先制、勝ち越し、ダメ押し点を2安打1犠飛でたたき出し試合を決めた。先発メンバーが全員青森県出身の「オール青森」の布陣で臨み、昨秋からの県大会3連覇も達成し、夢舞台へと乗り込む。

 津軽富士の下で、青森っ子の歓喜が爆発した。9回裏2死、岩木山を背に殊勲の赤平が一邪飛をつかむと、全選手がマウンド上のエース三上世視滝(せしる=3年)目がけ突っ走る。歓喜の輪の中で、先輩から手荒い祝福を受けた赤平は「先輩たちを夏の甲子園という夢舞台に連れて行けてうれしい。強い気持ちで臨んで結果を出せてよかった」と笑みを浮かべた。