南神奈川と西東京で、ライバル対決が実現する。両地区で準決勝が行われ、南神奈川は対戦成績が互角の横浜と鎌倉学園、西東京は日大三と日大鶴ケ丘が勝ち上がった。「ヨココウ」VS「カマガク」に「サンコウ」VS「ニッツル」。100回大会の切符をかけ、ファンにもなじみの深い強豪同士が激突する。

 鎌倉学園(南神奈川)が、30年ぶりに決勝の切符を手にした。4-3で迎えた7回2死、新倉将大外野手(3年)は四球を選んだ。けん制悪送球で二塁に進み、ベースから離れた三塁手を確認し「けん制はない」と三盗。捕手の失策を誘い決勝ホームを踏んだ。8回1死からはマウンドに上がり、1回2/3を無安打無失点。2試合連続1点差勝利で「自信になる」と胸を張った。

 選手の判断を尊重する方針が生きた。選手間の話し合いで走塁の練習量を増やした。打撃練習は、各自が欠点を分析し取り組む。竹内智一監督(36)は「選手がいつも通り、地に足をつけてやってくれた」。早大時代の同期ヤクルト青木も今大会を注視しており「校歌の歌い方が(高らかで)いいね」と連絡がきた。

 横浜と1勝1敗で決勝を迎える。昨秋の県準々決勝では15-8の8回コールドで勝利。春の県準決勝では0-12で5回コールド負け。西畑侑飛主将(3年)は「個人の能力では勝てないけど、チームとして勝ちたい」。初めての夏の甲子園へ横浜に挑む。【保坂恭子】