今夏甲子園に出場した慶応が13安打の猛攻で、桐光学園に7回コールド勝ちした。

慶応が、桐光学園の先発左腕・冨田を初回から打った。2死から2番本間が遊撃内野安打で出塁すると、4連打で3点を先制。2回にも2死満塁から4番広瀬が走者一掃の適時二塁打を放って再び3点を追加した。

代わった背番号「1」の谷村も打ち、4回までに9点を奪って試合の流れをつかんだ。森林貴彦監督は開口一番「まさかコールド勝ちとは。できすぎです」と一言。「冨田くんがどこかで出てくると思い、今日は冨田くんを意識した打線を組んだ。今週の練習で、左投げの学生コーチが縦のスライダーを投げてくれて、対策ができたおかげ。うちは総力戦です」と笑顔だった。