札幌大谷が「マー君夫妻対決」を制し5年ぶりに決勝に進出、秋季北海道大会初Vに王手をかけた。

2回に4失点を許すが7回までに追い付きそのまま延長に突入。6-6の10回2死一、三塁、8番佐野翔騎郎右翼手(1年)が中前に勝ち越しの適時打を放ち決着をつけた。4点ビハインドからの逆転勝利に船尾隆広監督(47)は「苦しかったけど選手を信じるしかなかった」と振り返った。

駒大苫小牧はヤンキース田中将大、札幌大谷は妻でタレント里田まいのそれぞれの母校。同大会では14年決勝で対戦しており当時、札幌大谷は2-3で敗れていた。7日予定の決勝はその年以来の大一番。勝てば春夏通じて初の甲子園に当確ランプがともる。佐野は「チームが一番良い状態なのでこのまま勝ちたい」と意気込んだ。