中央学院が逆転で成田を下し、3年連続で20日開幕の秋季関東大会(山梨)進出を決めた。

同点の8回2死一、二塁、山本健太外野手(1年)が甘く入った初球の真っすぐを迷わず振り抜いた。打球は左中間を抜け、勝ち越しの2点適時打。「気持ちよかったです。監督からの指示は『変化球待ち』でしたが、初球から打とうと決めていました」と汗をぬぐった。

前の打席の雪辱を果たした。中央学院打線は、5回まで成田先発・杉田翔夢投手(2年)の前に3安打に抑えられていた。グラウンド整備を挟んだ後の6回。3連打で1死満塁と好機を得たが、山本は併殺打に倒れた。「悔しかった。次は絶対打ってやると思った」と集中していた。

7日には今夏、西千葉大会決勝で破った習志野との決勝が行われる。「相手は関係ない。自分たちの野球をやるだけ」と強く言った。まずは千葉大会を制してみせる。