松島・松渕海星(かいと)投手と古川学園・佐々木繕貴投手(ともに3年)の好投手対決は、松島に軍配が上がった。

松渕は171球9奪三振の粘投でシード校を完封。佐々木は5失点(自責点2)も、167球を1人で投げ切った。

3月に肩を故障した影響で、不安も抱えていた松渕だったが「ピンチの時にベンチと守備のみんなが声をかけてくれて力になった」と感謝。9回は「気持ちを引き締めた」と、この試合初めての3者凡退で抑え、マウンドでようやく笑顔を見せた。

松渕は「古川学園のためにも次の試合を勝って、ベスト8まで勝ち上がりたい」。強い思いを胸に、エースは腕を振り続ける。