横浜が左腕・松本隆之介投手(2年)の5安打完封勝利でベスト8入りを決めた。

早くも来秋ドラフト候補に挙がる186センチ左腕は、140キロ前後の速球に、この日はツーシームを効果的に織り交ぜた。「序盤から少し苦しかったですが、ツーシームでゲッツーや空振りをとれたのが良かったです」と振り返った。

夏の神奈川大会は準々決勝敗退。悔しさを晴らすべく、練習に明け暮れた。リリース位置を少し上げた。「投げ下ろすイメージにしたら、コントロールが安定してきました」と角度ある直球をコーナーに決め、11奪三振。しっかり腕が振れていた。

1得点に封じられた打線には「状況判断がなってない」とカミナリを落とした平田徹監督(36)も「松本は成長した。実に粘れるようになってきました」と高く評価。140キロ台の直球とスプリットが武器の右腕・木下幹也投手(2年)との2枚看板で、2年連続センバツ出場を目指す。