第103回全国高校野球選手権静岡大会(7月10日開幕)の組み合わせ抽選会が27日、静岡市内で行われた。昨秋、今春と県大会を連覇した第1シードの藤枝明誠は、2回戦で静岡北対伊東の勝者と対戦。今春東海王者の第2シード・掛川西は、2回戦で浜松日体対島田樟誠の勝者と対する。ノーシード同士が当たる1回戦では、昨夏の独自大会優勝の聖隷クリストファーと伝統校の浜松商が戦う好カードが組まれた。

○…1回戦で、昨夏の県王者・聖隷クリストファーと名門・浜松商の対決が決まった。両校は昨秋の浜松市内大会決勝で対し、聖隷が5-0で快勝。藤井貴吉主将は「(浜松商に対して)嫌な印象はない。夏も最少失点に抑えて、流れをつかみたい」と涼しげな表情。浜松商の金子竜大主将は「秋のリベンジをする良い機会。初戦に勝って、弾みをつけたい」と、地元対決に向けて力を込めた。

▽三島南・伊藤侍玄主将 (掛川工-沼津の勝者と2回戦)一戦必勝で臨みたい。センバツで善戦したことで、みんなが自信を持っている。三島南らしい細かなプレーで強豪校に立ち向かいたい。

▽静岡高・金子裕人主将 (浜名-藤枝北の勝者と2回戦)すべての相手に勝たないといけないので、(初戦の)相手はどこでもよかった。勝つための準備をして、大会に入りたい。

▽掛川西・榑林(くればやし)奨主将 春の東海大会優勝がチームの自信になっているが、夏は別もの。もう1度、違う山を登るつもりで気を引き締めていきたい。

▽藤枝明誠・川瀬譲二主将 (静岡北-伊東の勝者と2回戦)相手どうこうより、初戦から明誠の野球をしっかりとやりたい。先を見ず、目の前の相手に集中して戦っていきたい。