甲子園春夏通算4回優勝の東海大相模(神奈川)・門馬敬治監督(51)が1日、相模原の同校で今夏限りの退任を表明した。前日の練習後、選手、保護者には伝えていた。数年来、首などの体調面で不安を抱えていた。「自分と向かい合って考えました。相模に全てをかけてきましたから、即決は出来ませんでした」。熟慮の末、最終的には、次男の功外野手(3年)らとともに優勝した今春センバツ後に決断。今後は未定とした。後任候補には、OBで元巨人の東海大静岡翔洋・原俊介監督(43)が挙がっている。

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東海大相模OBの巨人原辰徳監督(62)は、退任が決まった門馬監督にねぎらいの言葉を送った。相談を受けていたことを明かし「最善の中で、というね。まだまだ彼は若いし、少し休憩を取って、さらなる指導者として良い道を進んでもらいたいなという気でいます」と語った。後任監督の候補に挙がる巨人OBでもある原俊介氏については「非常に勉強家」と評した。