ノーシードの島田商は、昨夏の県独自大会王者の聖隷クリストファーに逆転勝ちし、2年ぶりのベスト8進出を果たした。

1-2の7回裏2死一、三塁、1番・杉崎拓飛(たくと、3年)が、バットを短く持って、左中間を破る決勝逆転2点適時二塁打を放った。「甘い変化球をとらえることができた」。1回戦から4試合連続完投のエース・新木柊(しゅう、3年)の力投に報いた。「これまで柊に頼りきりだったので、援護できてうれしい」と胸をなで下ろした。

24日の準々決勝では、今春の東海大会王者で、複数の好投手を擁する掛川西と対する。「打たなければ甲子園に行けない」と力を込める。1940年(昭15)以来81年ぶりの夏の甲子園出場へ、さらに勢いを加速させる。