第1シードの藤枝明誠が、昨秋と今春に続く史上3校目となる3連覇を逃した。エース左腕の小林輝(てる、3年)は11奪三振と奮闘。しかし、相手に逆方向へ打たれるなど攻略され、11安打4四球を与えて5失点した。主将の4番川瀬譲二(3年)は2回にソロ本塁打を放ち先制。チームに勢いを与えたが、4点を追う8回表1死満塁の好機を生かしきれず、1点を返すのがやっと。「あの場面であと1本(の安打)がほしかった」と振り返った。光岡孝監督(43)は「うまくいかなかった。相手が粘り強く、力がひとつ上だった」と脱帽した。